自転車にも「青切符」時代が到来
警察庁は、2025年4月1日から自転車の交通違反に対して反則金を科す「青切符」制度を導入する方針を発表しました。これまで自転車の違反は口頭での警告が中心でしたが、重大事故が多発している現状を受け、より厳しい取り締まりがスタートします。
対象となる違反行為とは?
新制度では、16歳以上の自転車利用者に対して、113項目の違反行為が青切符の対象となります。主なものは以下の通りです:
- スマホを使いながら運転:12,000円
- 信号無視・逆走・歩道走行:6,000円
- 一時停止違反:5,000円
- 並走・二人乗り:3,000円
- 傘差し運転・イヤホン着用:5,000円
- ブレーキ不備の自転車に乗る:5,000円
特に「ながら運転」については、死亡事故の件数が過去最多となったことを背景に、最も高額な反則金が設定されています。
世論はどう見ている?注目の意見まとめ
Yahoo!ニュースで実施された意見投票では、次のような結果が出ています(投票数2,116件):
- 厳格な取締強化:42.1%
- 罰則の厳罰化:37.5%
- 警告技術の導入:16.4%
- 特に対策は必要ない:3.4%
- 分からない:0.6%
コメント欄では、現場の声として「取り締まりが追いついていない」「警察が見て見ぬふりをしている」といった指摘も多く見られました。また、運転中のスマホ使用が引き起こした実際の事故体験も共有されており、制度の強化を支持する声が目立っています。
施行に向けた課題と今後の展望
今後の課題としては、「本当に取り締まれるのか?」「インフラ整備とのバランス」「地方と都市部の差」などが挙げられます。たとえば「歩道走行の取り締まり」に関しては、そもそも自転車専用レーンが整備されていない場所ではどう対応するか、といった問題提起も見られました。
政府はこの制度について、4月25日から5月24日までパブリックコメントを募集し、最終的な施行内容を決定する予定です。
◆Buzz Now編集部のひとこと
自転車は手軽な移動手段である一方、ひとたび事故が起きれば加害者にもなり得ます。今回の「青切符」制度導入が、より安全な社会への第一歩となることを願いつつ、私たち一人ひとりの意識改革が問われているのかもしれませんね。
出典:【速報】自転車の交通違反に反則金「青切符」が来年4月スタート スマホ・イヤホンなどの「ながら運転」も対象に 警察庁(Yahoo!ニュース)
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